
十人十色の働き方を応援する 働く人の1日に寄り添うギフト

おつかれさまのビールで オンラインイベントに一体感を
Jul 2, 2026

2016年2月1日に設立された富士通クライアントコンピューティング株式会社(以下、FCCL)。同社は、PCブランド「FMV(※)」の「使う人の体験を中心に発想する」というブランド価値のもと、心地よく使える製品づくりを追求しています。そして2026年2月、創立10周年という大きな節目を迎えました。
この節目にあわせて実施されたのが、国内外約2,000名の従業員を対象とした創立10周年記念ギフト施策です。
従業員の皆さまには、専用カタログサイト上でFMVロゴ入りのオリジナルアパレル4種類の中から、好きなアイテムを1点選んでいただく形式をとりました。選ばれたアイテムはオンデマンドで生産し、海外も含め各拠点へお届けするまでをワンストップで行う仕組みです。多くの従業員の方々がリモートワークという環境のなか、場所を問わず“全員が同じ体験を共有できる”取り組みを実現しました。
今回は、この創立10周年記念ギフト施策に込めた想いや体験づくりのポイント、実施後の反響について、FCCL コーポレート本部 総務部の楠崎さんと内藤さんに話を伺いました。
※1993年に誕生した富士通のパソコンシリーズの総称。ノートパソコンの「LIFEBOOK」やデスクトップパソコンの「ESPRIMO」などが有名
⸺今回のお取り組みについて、簡単に教えてください。
楠崎さん:今回の施策は、私と内藤の2名を中心に総務部で企画・運営したのですが、FCCLが2026年2月1日に創立10周年を迎えたのを記念して、国内外含めた約2,000名の従業員へギフトを贈ったのです。

楠崎さん:記念ギフトとして用意したのは、FMVロゴ入りのオリジナルアパレル4種類です。従業員には専用カタログサイト上で好きなアイテムを1点選んでもらい、オンデマンド生産のうえ各拠点へ届ける形式を採用したことで、国内外の従業員が場所を問わず同じ体験を共有できるようにしました。

⸺今回、どのような周年企画にしたいと考えていましたか?
楠崎さん:創立10周年という節目にあたり、これまで会社を支え、さまざまな取り組みに協力してくれた従業員へ感謝の気持ちを伝え、皆で一緒にお祝いしたい――その思いが、今回の施策の出発点でした。
一方で、コロナ禍を経てリモートワークが定着していたため、全員が同じ体験を共有することは簡単ではありません。ただ、せっかく周年施策を実施するのであれば、国内外の拠点や働き方によって体験に差が生まれるような形にはしたくなかったのです。
だからこそ、できる限り同じタイミング・同じ条件で参加できる仕組みにし、国内外を問わず全員で10周年を祝える体験をつくりたい。その思いを大切にしながら企画を進めました。
⸺お問い合わせいただく前から、従業員の皆さま自身が記念ギフトを「選ぶ」企画を検討されていたと伺いました。一律配布ではなく「選べる」形式にこだわった理由を教えてください。
楠崎さん:ギフトの選択肢としてアパレルを採用した理由は、FMV製品のプロモーションを担当する部署が展示会などでFMVロゴ入りのアパレルを着用していたことがありました。その際、他部署の従業員から「実費でもよいので欲しい」という声が以前から寄せられていたため、身に着けられるものであれば喜んでもらえるのではないかと考えたのです。
しかし、従業員の好みもさまざまです。「服よりバッグが良い」「パーカーよりTシャツが良い」という人もいるでしょうし、せっかく贈るのであれば、みなさんが普段使いしやすいアイテムを選んでもらいたい、と思いました。そこで「一律に同じものを配るのではなく、一人ひとりが自分の好みに合わせて選べる形にしよう」と思ったのです。
⸺今回、ギフティを選んでくださった理由を教えてください。
内藤さん:実は、個別配送に対応できる会社やオンデマンド生産が可能な会社など、AIも活用しながらいろいろな条件で情報収集を行っていました。その中で、必ず候補として挙がってきたのがギフティさんでした。

内藤さん:今回は、従業員のみなさんに好きなアイテムを選んでもらえる形にしたかったので、在庫リスクを抱えずに対応できる方式が良いだろうと考えました。そうなると、アイテム選択から配送先登録まで完結できるシステムも必要になります。また、国内の従業員への個別配送だけでなく、本社での受け取りを希望する従業員向けに本社へ一括納品するなど、複数の配送パターンにも対応する必要がありました。
ギフティさんは生産工場とのネットワークを活かしながら、そうした私たちの要望に柔軟に対応してくださると感じたのです。
⸺FCCL様からご相談をいただき、どのようにお話を進めていったのでしょうか。
田崎さん:大きく3つの内容を企画設計していきました。
1つ目は「10周年にふさわしいラインナップの企画設計」です。
FCCL様が大切にされているFMVブランドの価値観である「心地よく使えること」や「使う人の体験を中心に考えること」を踏まえ、日常的に使いやすく、従業員の皆さまに喜んでいただけるアイテムを検討しました。その結果「ジップアップパーカー」「Tシャツ」「トートバッグ」「ニットキャップ&ブランケットセット」などをご提案し、いずれもFMVロゴの刺繍やオリジナルタグ加工を施し、10周年記念ギフトとしての特別感も演出しました。
2つ目は、「オンデマンド生産の仕組み」です。オンデマンド生産にすることで、在庫を持たず、必要な数量だけを生産し、過剰在庫や廃棄のリスクを抑えながら、従業員のお一人おひとりが希望するアイテムを選べる環境を実現しています。
3つ目は、「配送・受け取りの仕組みづくり」です。多くの従業員の皆さんがリモートワークという環境だったため、専用カタログサイトから記念ギフトを選び、配送先住所の登録までオンラインで完結できる仕組みをご提案しました。これにより従業員の方々にとっては手続きが簡単で、楠崎さん、内藤さんにとっては配送先の情報の回収や個人情報の管理といった負担が減らせます。

このようにして、お二人のご負担を抑えながら、国内外すべての従業員の皆さまが等しく10周年記念企画にご参加いただけるような環境を整えさせていただきました。

⸺ラインナップの選定では、どのような工夫をされたのでしょうか。
田崎さん:今回のアパレルのラインナップを考える上で大切にしたのは、FCCL様が展開するFMVブランドの価値観との親和性でした。
FMVには、「心地よく使えること」や「常に使う人の体験を中心に考えること」というブランドコンセプトがあります。記念ギフトにおいてもその価値観を体現できるラインナップにすることで、従業員の皆さまにFMVらしい体験を届けられるのではないかと考えました。
また、日常的に使うアイテムであれば、FMVロゴを目にする機会も自然と増えます。そうすることで、10周年という節目や会社とのつながりを、ふとした瞬間に思い出していただけるのではないか。そんな仮説のもとでラインナップを選定しました。
あと、3月末のまだ肌寒い時期であることも踏まえ、在宅勤務中に気軽に羽織れるパーカーや、膝掛けとして活用できるブランケットなど、季節や具体的な利用シーンも考慮しています。
⸺今回は、ギフトを専用のボックスでお届けされたと伺いました。離れた場所で働く従業員の皆さまに、どのような体験を届けたいと考えられたのでしょうか。
田崎さん:本来であれば、社長様から従業員お一人おひとりへ直接手渡しできるのが理想だと思います。ただ、約2,000名の従業員の皆さまが国内外に分散している環境では、現実的には難しい面があります。
そこで配送という形であっても会社からの感謝の気持ちと温度感を伝えられるよう、FMVのロゴやメッセージをあしらったオリジナルの配送ボックスをご用意しました。箱を開けた瞬間に「10周年の記念ギフトが届いた」と感じていただけるようにしたかったからです。
楠崎さん:ちなみに、ボックスのデザインについても色々と相談させていただきましたよね。今回、ボックスの表面中央に「FMV」のロゴをあしらっているのですが、その位置を決める際にも「配送伝票がどこに貼られるのか」をギフティさんに確認いただいたうえで決定しました。
というのも、もし伝票がロゴの上に貼られてしまうと、受け取った瞬間の印象が大きく変わってしまいます。「10周年の記念ギフトが届いた」と感じてもらう、その瞬間の体験が損なわれないよう、細かな部分までこだわりました。

田崎さん:私たちが普段から意識しているのも、楠崎さんがおっしゃったまさにその点があります。「単に記念品を届けるのではなく、その先にある体験をいかにつくるか」「直接手渡しが難しいのであれば、その体験に少しでも近づけるために何ができるのか」。受け取った瞬間から周年を祝う気持ちや感謝の想いが伝わるよう、できるだけ贈る側の気持ちが“薄まらない”形を考えながらご提案しています。
⸺ギフトを受け取った従業員の皆さまからは、どのような声が寄せられましたか。
内藤さん:仲間同士で「何を選んだ?」「何色にした?」といった自然な会話が生まれ、かなり盛り上がっていました。ボックスについても非常に好評で「箱がかわいくて捨てられない」「記念として残しておきたい」といった声が多く寄せられていましたね。
楠崎さん:これまでも周年でお菓子を贈ったことはあったのですが、正直なところ、今回ほど大きな反響をいただいたことはありませんでした。
今回は従業員一人ひとりが自分で選んだものが届くため、より特別感があったのだと思います。「楽しかったです」といった声も多くいただきましたし、社内の一体感の醸成にもつながったと感じています。
実際、新製品のプレスカンファレンスで開発担当者が着用してくれていたり、地域の清掃活動で従業員がロゴ入りアイテムを身に着けていたりする姿を見ると、社内だけでなく、社外の方々にもFMVブランドを知っていただくきっかけになっているのではないかと感じています。
さらに、今回の取り組みが評価され、私たち自身が本部長賞を受けることもできました。担当者としても、とても嬉しかったですね。

⸺最後に、今後の展望を教えてください。
楠崎さん:総務部は、全従業員と最も近い距離で接する部門の一つだと思っています。日々、「これはどこに相談すればいいのだろう」といったさまざまな問い合わせが寄せられますが、一つひとつに丁寧かつ迅速に対応することで、従業員が本来の業務に集中できる環境をつくっていきたいですね。
内藤さん:今回の企画はもともと一人の従業員から「FMVロゴ入りのアパレルが欲しい」という声を聞いたことがきっかけでした。そうした何気ない会話が生まれる関係性があったからこそ、今回の「カタログ化」というアイデアにもつながったのだと思います。このように、今後も従業員との距離感を大切にしながら、一人ひとりの声に耳を傾け続けていきたいですね。
田崎さん:周年施策は、社内での調整や運営の負荷も大きく、ご担当者の皆さまにとって決して簡単な取り組みではありません。それでも「従業員の皆さまにより良い体験を届けたい」という想いがあるからこそ実現できるものだと思っています。
私たちとしても、そうした企業の想いに寄り添いながら、その実現方法を一緒に考えていきたいです。手渡しが難しい、多拠点への配送が必要、在庫は持ちたくない――。そうしたさまざまな制約がある中でも、それぞれの企業様の状況に合わせてよりよい体験をお届けできれば、と思います。
・クライアント名 : 富士通クライアントコンピューティング株式会社 様
・業種 : 情報・通信業
・ギフトの目的 :創立10周年を記念して、国内外約2,000名の従業員へ感謝の気持ちを届けることを目的とした従業員向け周年施策。リモートワークが定着するなかでも、国内外の拠点や働き方による違いなく、全員が同じタイミング・同じ条件で周年を祝えるよう設計。さらに、一人ひとりが好きなアイテムを選べる形式とすることで、記念品への特別感を高めるとともに、部署や拠点を越えた社内コミュニケーションや一体感の醸成にもつなげています。
・制作物の内容 : FMVロゴ入りのオリジナルアパレル4種類(ジップアップパーカー、Tシャツ、トートバッグ、ニットキャップ&ブランケットセット)を、FMVロゴ入りのオリジナルボックスに入れてお届けしました。手渡しが難しい環境でも、箱を開けた瞬間に「10周年の記念ギフトが届いた」と感じていただけるような体験を設計しました。
富士通クライアントコンピューティング株式会社
・楠崎充さん(富士通クライアントコンピューティング株式会社 コーポレート本部 総務部長) : FCCLの総務部長として、名刺の発注から全国のオフィス管理まで、会社が円滑に運営できる環境づくりを担当。さらに、社内表彰制度の事務局も、内藤さんとともに務める。
・内藤邦子さん(富士通クライアントコンピューティング株式会社 コーポレート本部 総務部) : 備品の購入や福利厚生など、バックオフィス業務全般を担当。加えて、会社方針に基づくフードドライブや緑の募金などの社会貢献活動の運営にも携わる。
株式会社ギフティ
・田﨑豪介さん(STUDIO GIFTEEチーム) : クライアントが伝えたいコンセプトやストーリーを紐解き、企業のオリジナルギフトに落とし込む「Swag」をはじめとしたギフトの企画事業を担当。
・施策実施時期 : 2026年2〜3月
※掲載されている情報は、2026年6月時点のものです。
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