
十人十色の働き方を応援する 働く人の1日に寄り添うギフト

おつかれさまのビールで オンラインイベントに一体感を
Oct 2, 2025

ウェブ上の行動データから“今まさにニーズが高い顧客”を特定し、インテントセールスを実現するツール「Sales Marker(セールスマーカー)」。サービスを提供している株式会社Sales Markerは、事業の急成長に伴い社員数も急速に増加しました。
大きくなる組織を健全に維持するためには社内コミュニケーションの活性化や社員のエンゲージメント向上が欠かせません。この課題解決のためにSales Markerが導入したのが社員へのギフト施策でした。平均年齢が30歳前後と、ライフイベントが重なる時期にある社員が多いことから、「家族の成長を一緒に祝う」という意味を込めて木製のテーブルウェアを贈ったのです。
これにより社内のコミュニケーションはどのような変化が生まれたのでしょうか。株式会社Sales Marker CDO(Chief Design Officer)の岡さんと、ブランディングデザインチームリーダーの丸山さん、株式会社ギフティ STUDIO GIFTEEチームの村中さんに話を聞きました。
⸺ Sales Markerでは社員の結婚や出産に際して、ギフトを贈る施策を導入されたそうですね。社員向けギフトが生まれた背景を教えてください。

岡さん:社員向けのギフト施策は、「社員のエンゲージメントをもっと高めていきたい」という思いから、福利厚生の一環として始まりました。Sales Markerの社員の平均年齢が30歳前後ということもあり、結婚や出産といったライフイベントを迎えるメンバーが数多くいます。会社からお祝いの気持ちを伝えることで、ポジティブな空気を作れると考えました。
⸺ SaaS業界は人材の流動性が高い傾向にあります。そのためにエンゲージメント強化が必要だったということでしょうか。
岡さん:確かにスタートアップ業界は人材の流動性が高い傾向にあるのですが、今回の施策の背景にあったのは「社員数の急増」です。私は2024年1月に入社したのですが、その時点で社員数は70名ほど。そこから1年で約150名増え、2025年8月現在では350人名規模にまで拡大しました。
組織の成長や拡大は喜ばしい一方で、人数が増えると経営陣やマネジメント層との距離が開き、社員が直接コミュニケーションを取る機会が減ってしまいます。そうしたなかで求心力を保つ仕組みが必要だと感じました。
⸺ 社員へのギフト施策はどのような段取りで取り組まれたのでしょうか。
岡さん:結婚祝い・出産祝いのギフトを導入しようと決めてすぐにギフティへ相談しました。ちょうど法人向けギフト施策でやりとりをしていたので、話の流れの中でラフに依頼したところ、具体的な提案をいただき、検討を進めることになりました。
⸺ 今回のギフトに、木製のテーブルウェアを選ばれた理由を教えてください。

岡さん:木製グッズは“家族の成長を応援する”というストーリーと相性が良く、結婚や出産のどちらの場面にも自然に寄り添えるアイテムだと感じました。夫婦にも子どもにも重ねられるモチーフであり、私たち自身が「成長」を大切にしている会社だからこそ、木が成長していくイメージとも重ね合わせられると考えました。最終的にテーブルウェアに決めましたが、手触りや質感も含めて温かみとおしゃれさを兼ね備えたプロダクトで、大変気に入っています。
村中さん:最初にご提案したときから「木製のものは温かみがあって素敵だね」というお話をいただいていたので、自然の質感を活かしたアイテムを中心にご提案しました。選んでいただく際にはサンプルもお送りし、実際に手触り感や質感を確認していただきました。
丸山さん:サイズ違いのスプーンは、夫婦にも親子にも重ねられるモチーフになります。持ち手のある木皿は食卓をおしゃれに彩れるだけでなく、離乳食にも使いやすい点が魅力でした。素材の「木」が成長していくように、「子の成長」や「夫婦の幸せが育まれる」ことへの願いも込めています。想いが伝わるよう、パッケージには“Family Growth(家族の成長)”というコピーを添えました。
⸺ デザイン面におけるこだわりを教えてください。

岡さん: 木皿には社名の刻印が入っています。日常のなかでふと手に取ったときに、このギフトが会社から贈られたものであることを思い出していただきたいからです。会社が社員やそのご家族の幸せを願っている、という想いを込めました。
村中さん:パッケージの設計は、箱を開けた瞬間にセット内容が一目で分かるように工夫しました。ファーストインプレッションを大切に、品物が映えるような見せ方を意識しています。完全オリジナルで設計し、開封の瞬間に「素敵なものをもらった」と感じてもらえるようご用意しました。
岡さん:パッケージデザインにはSales Markerのアイデンティティである矢印のモチーフを取り入れています。矢印はロゴやコーポレートサイトにも使っているシンボルで「成長」を意味しています。会社と家族の「成長」を重ねて感じてもらえるようにしました。

丸山さん:パッケージにはリボンのモチーフも取り入れています。社員本人はもちろん、家庭に持ち帰ったときにご家族の目にも触れるものなので、男女問わず喜んでもらえる可愛らしさを意識しました。結婚・出産どちらのシーンでも成立する温かみのあるギフトになるよう工夫しています。
⸺ 社員用ギフトはどのように渡しているのですか?
岡さん:月に一度の全社会議のなかで贈呈式を行っています。プログラムに「お祝いの時間」を組み込み、結婚や出産を迎えた社員を全員の前で祝福するのです。本人が産休・育休などで出席できない場合はギフトを自宅に発送し、会議では名前を発表して全社員に慶事が共有されるようにしています。紹介された社員は大きな拍手で迎えられ、温かい雰囲気が会場に広がります。
Sales Markerはリモートワークが基本なので、社員が集う時間はとても貴重です。贈呈式を取り入れたことで、その時間のコミュニケーションが一層豊かなものになりました。お祝いをきっかけに多くの社員にスポットライトが当たり、交流のきっかけも増えています。さらに、全社会議がある日は大規模な懇親会を開催するため、慶事の発表が自然な会話の糸口にもなっているようです。
丸山さん:ギフトの贈呈式が始まってから、社内に「祝い合う文化」が生まれました。制度導入前は、結婚や出産といった慶事があまり共有されることはありませんでしたが、今では全員で共有できるようになり、ポジティブなコミュニケーションが広がっています。
⸺ ギフトには、上長の方による手書きのメッセージカードも添えているそうですね。どのような狙いがあったのでしょうか。
岡さん:Sales Markerにはもともと感謝を伝えあう文化が根付いていますが、チャット上でのテキストが中心で、直筆で想いを伝える機会はほとんどありません。だからこそ、あえて手書きという手段を用いて「特別な贈り物」であるという演出をしました。私はメッセージを書く側ですが、直筆で感謝を伝えるのは新鮮です。メッセージを受け取った社員から「ありがとうございます」と直接言ってもらえるのも嬉しいですね。確かに手間はかかりますが、それ以上の効果を実感しています。
⸺ ギフトを受け取った社員からの反応はいかがですか?

丸山さん:社員が赤ちゃんやペットと一緒に写真を撮ってチャットに投稿してくれるなど、社内がぱっと明るくなるような反応をいただいています。「かわいい」「使っています」といった感想が多いですが、社内向けのギフトは反響が直接届くのが面白いですね。感想は毎月のように寄せられています。
⸺ ギフトを通じ、社員にはどのようなメッセージを伝えていますか?
岡さん:私たちは、会社の成長は社員本人だけでなく、ご家族の支えがあってこそ成り立つものだと考えています。だからこそ、社員だけでなく家族も大切な仲間として応援したい。その気持ちを込めてギフトを贈っています。「応援されている」と強く意識してもらう必要はありませんが、手に取ったときに温かさをじんわりと感じてもらえたら嬉しいですね。
⸺ ギフティに依頼をして良かったと感じていることはありますか?

岡さん:ラフな相談から始めた依頼でしたが、とても親身に対応していただき、スムーズに進行できました。
丸山さん:パッケージ色の表現には非常にこだわったため、色見本は何度も出し直していただきました。大変だったと思うのですが、納得がいくまで調整いただけたのは本当にありがたかったです。コーポレートカラーを正しく反映できたことは、ブランドを体現するうえでも大きな意味がありました。
⸺ ほかにも、社員向けのギフト施策は検討しているのですか?
岡さん:これまでも周年ごとに記念グラスを贈るなど、節目ごとにギフト施策をしてきました。Sales Markerは全国に社員がいて、リモート勤務のメンバーも多いため、ギフトは会社とのつながりを実感してもらう橋渡しとして有効だと感じています。今後は例えば、家族向けに年賀状を送るといった“自宅に届く体験”を取り入れてみるのも新しい試みになるかもしれません。
⸺ これから社員向けのギフト施策を取り入れようとしている企業に、アドバイスをいただけますか?
丸山さん:想いが伝わるギフトにするためには、まず全体のストーリーを設計することが大切だと思います。その上で、セグメントごとにストーリーを組み立て、アイテムやビジュアルにこだわっていく。今回のパッケージも徹底的にこだわりましたが、それが意味を持ったのは背後にストーリーがあったからです。
岡さん:今回のギフトは、上長による手書きのメッセージを添えたことで、より人の温かみを感じてもらえるものになったと思います。ギフトは単に渡せば良いというものではなく、そこにどんなメッセージを込めるのかが重要です。アイテム選びだけでなく、コピーやデザインにも想いをきちんと込めることで、初めて受け取る人に伝わるギフトになるのではないでしょうか。
・クライアント名 : 株式会社Sales Marker 様
・業種 : 情報・通信業(SaaS・セールステック)
・ギフトの目的 : 従業員エンゲージメント向上施策(結婚・出産祝い)。従業員の結婚・出産を会社として祝福し、本人だけでなく家族への感謝も伝える従業員エンゲージメント向上施策。急成長する組織において、福利厚生の一環としてライフイベントをあたたかく祝うことで、会社と従業員・家族とのつながりを深めることを目的としました。
・制作物の内容 : ロゴ刻印入りのウッドプレート&カトラリーをセットにした、オリジナルギフトボックス。大小の丸型プレートやハンドル付きプレートなど、夫婦の食卓や子どもの離乳食など、家族のライフステージに合わせて長く使えるテーブルウェアを制作しました。
株式会社Sales Marker
・岡さん(CDO):UI/UXからブランディング・PRまでデザイン全般を統括。
・丸山さん(ブランディングデザインチーム リーダー):広告やブランディング領域のデザインを担当。
株式会社ギフティ
・村中仁衣奈さん(STUDIO GIFTEEチーム):クライアントが伝えたいコンセプトやストーリーを紐解き、企業のオリジナルギフトに落とし込む「Swag」をはじめとしたギフトの企画事業を担当。
・施策実施時期: 2025年5月〜
※掲載されている情報は2025年8月時点のものです
従業員向け