世界に唯一のギフトでファンになってもらう。Swagカタログギフト

ZVC JAPAN 株式会社(Zoom)

Jan 2, 2026

ビデオ会議ソリューション「Zoom Meetings」をはじめ各種コミュニケーションツールを通じ、チームワークの醸成や顧客との関係強化を支えるプラットフォームを提供しているZoom Communications, Inc.。その日本法人であるZVC JAPAN株式会社(以下、Zoom)は、2025年5月、中小企業を対象とした「ユーザー会」を開催しました。

このユーザー会で実施されたのが、8種類の同社オリジナルグッズ(以下、Swag)の中から、好きなものを選べるカタログギフト施策です。このギフトは、その場でギフトの選択と住所の入力を行うことで、後日、自宅に届けられる仕組みとなっており、手軽さも特徴のひとつでした。

今回は、このカタログギフト施策を通じて、参加者にどのような体験を届けたかったのか。その狙いや設計の背景、さらには今後のコミュニティづくりに向けた考えについて、ZVC JAPAN株式会社 マーケティング本部 Integrated Marketing Managerの石原さん、砂野さんに話を聞きました。

魅力的なギフトで「次も来たい!」という気持ちをつくる

⸺ お二人の自己紹介をお願いします。

石原さん:私はマーケティング本部で、Integrated Marketing Managerを務めています。主にスタートアップや中堅・中小企業のお客様向けに、キャンペーン施策の企画・運営を担当しています。

砂野さん:私も石原と同じくIntegrated Marketing Managerですが、担当しているのはエンタープライズ企業のお客様です。企業規模は異なりますが、「Zoomをどう価値として届けるか」という点では共通したテーマを持っています。

⸺ 今回、ギフティとともにギフト施策を実施されたそうですが、まずはその取り組みについて教えてください。

石原さん:ギフティさんにご支援いただいたのは、2025年5月に開催したユーザー会での施策です。ユーザー会自体、前回の開催から約1年ぶりと少し間が空いていました。

これまでは特にセグメントを分けずに開催していたのですが、今回は初めて、スタートアップおよび中堅・中小企業向けにターゲットを絞って実施しました。

⸺ ギフト施策を取り入れた背景を教えてください。

砂野さん:ビデオ会議ソリューションとしての「Zoom Meetings」は、すでに多くの方に認知いただいています。ただ、Zoomは「人と人をつなぐAIファーストのオープンなコミュニケーションプラットフォーム」を標榜しており、実は対面の場でも活用できるツールを提供しています。

そこでオンライン・オフラインを問わず“人と人をつなげる存在”であることを、改めて知っていただきたい、そう思っていたんですね。

石原さん:だからこそ、このユーザー会も一度きりではなく、継続的に参加していただきたいと考えていました。そのためにはまず「また参加したい」と思ってもらえる体験をつくることが重要です。

では、どうすれば“また来たい”と思ってもらえるのか⸺そのひとつの答えが「Swag」でした。「あのユーザー会に行くと、こんな特別なものがもらえる」そう思ってもらって次回も参加してもらいたい、と考えたんですね。

全員ではなくランダムで贈ることで、プレミア感を演出

⸺ 具体的にはどのようなことをされたのでしょうか?

石原さん:8種類のSwagの中から好きなものを選べるカタログギフトを参加者にランダムでお贈りしました。当日は、お客様が座る机の下に二次元コード付きのカードをランダムに貼り付け、カードが設置されていた席に座られた方が、ギフトを受け取れる座組みにしました。

該当された方は、カード裏面の二次元コードを読み込み、住所を入力するだけで、後日、選んだSwagが自宅に届く流れです。会場で選ぶ楽しさと、後日届くワクワク感の両方を味わっていただけるように設計しました。

⸺ なぜ全員配布ではなく、あえてランダムにされたのですか?

石原さん:全員に配布するよりも、“当選”という形にすることで、自然と“プレミア感”が生まれると考えたからです。さらに、たとえば「5月」というあしらいの入ったアパレルなど、この5月開催のユーザー会でしか手に入らないデザインにすることで「ここに来た人だけの体験」であることを、より強く印象づける工夫も施しました。

在庫ゼロだからできる“世界にひとつだけのギフト”

⸺ 今回、Swagの“カタログギフト”という仕組みを採用された理由を教えてください。

石原さん:理由は大きく2つあります。1つは、複数の選択肢を用意して、お客様に選んでほしかったこと。もう1つは、在庫を抱えたくなかったことです。

この回でしか配らないものが余ってしまうと、次に渡すときに、なんだかあまり物に見えてしまう——それを避けたかったんです。そこで、事前にまとめて作るのではなく、実際に選ばれた分だけを発注できるように、単価や色の組み合わせを考えながら、このカタログギフト形式を採用しました。

池田さん:補足させていただくと、今回ラインナップしている8種類のアイテムはすべて在庫を持たずに、お客様が選んだものだけが生産される仕組みになっています。

ZVC JAPAN様にとっては最小限のものを作って提供できますし、お客様にとっては、自分が選んだものだけが世の中に存在するという特別感があります。極端な話、8種類の中で自分しか選ばなかったら、それは世界にひとつだけのギフトになる。選ぶ体験そのものも含めて、楽しんでいただけたのではないかと思います。

⸺ それは確かに素敵ですね。ちなみに、アイテムのラインナップで工夫されたことはありますか?

石原さん:今回ターゲットを絞ったユーザー会だったので、ラインナップの選び方も意識しました。エンタープライズ企業に比べて、スタートアップや中小企業のお客様は比較的年齢層が若い方が多いんですよね。

なので、蛍光色が入ったパンツとか、ちょっとカジュアルで普段使いできるもの、SNSに投稿したくなるようなものを意識して選びました。

石原さん:またTシャツについては、当日弊社社員も同じものを着ていたんです。お客様がこれを選ぶことで、ワンチームというか一体感が生まれれば良いなと思い、カタログに入れています。

池田さん:在庫を持たなくていいので、デザインで遊べるんですよね。どのセグメントでどんな会を行うかによって、その場ごとのテーマや季節感を出せます。

通常であれば100着単位で作らなければならないところを無在庫でできるので、「5月」みたいなあしらいを入れて限定感を出したり、サーフパンツのような普通は選ばないようなアイテムもラインナップに入れられたりします。

石原さん:そうなんです。在庫を持たずに展開できるので「作ってみたいけれど、本当にお客様に欲しがってもらえるのか、確信が持てない……」というデザインも、まずは気軽に試すことができたのが良かったですね。

「みんな何選んだ?」ユーザー同士の交流活性化にも寄与

⸺ 実際、カタログギフトが当たった方々の反応はいかがでしたか?

石原さん:カタログを見て「選べない、どうしよう」「迷っちゃう」といった声が、あちこちから聞こえてきましたね。

中には「今日はTシャツを選ぶけど、次回も当たったら別の物も欲しいかも」と話されている方もいて。その瞬間に、「あ、もう“次も来ようかな”って思ってくださっているんだな」と現場で感じられたのが印象的でした。狙いとしていたことが、ちゃんと届いている実感がありましたね。

池田さん:私たちもユーザー会に参加して、後ろから様子を見ていましたが、当選された方が嬉しそうに「えっ!」と驚かれている姿が印象的でした。その反応を見ることができて、私たちとしても嬉しかったですね。

さらに、選び終わった後に「みんな何選んだ?」という会話が自然と生まれていて。Swagをきっかけに、ユーザー様同士の交流が広がっている様子が、とても印象に残っています。

ファンコミュニティの活性化にもギフト活用を検討

⸺ 今後の展望を教えてください。

石原さん:今年5月に「Zoomコミュニティ」という、いわばZoomのファンクラブのような取り組みを立ち上げました。SNSや外部イベントでZoomの使い方を発信してくださっているZoomファンの方々を“仲間”として迎え入れ、一緒に市場を育てていきたいという思いから始めたものです。

その一環として考えているのが、コミュニティのランクに応じた特別なSwagの設計です。「あれをもらうには、どうすればいいんだろう」「イベントに登壇したら、次はこれがもらえるのかな」そんなふうに、思わず集めたくなる、頑張りたくなる仕組みをつくっていきたいですね。

また今後は、ギフトの受け取り率や、ギフトがあることでイベントの参加者数がどれほど伸びたか、といった投資効果も計測していきたいと思います。

私たちは、予算を使う上で達成するべきROIの基準値を設けています。そのため今回も、ユーザー会というイベントに紐づけてギフト施策を設計し、投資対効果をできるだけ可視化する工夫を行いました。

今後はさらに一歩進めて、ギフト単体の施策においても、“配って終わり”にせず、ギフトの受け取り率や、その後どのように商談・受注につながったのかといったフローをきちんと計測し、ギフト施策そのものを確かな価値を生む投資として育てていきたい——そんな想いがあります。

砂野さん:私は、エンタープライズ領域で「役員クラスの方々とつながれていない営業が多い」という課題を感じていて、そこにもギフトを活かせるのではと考えています。

一方でエンタープライズ企業の役員の方々は、お歳暮やお中元といったいわゆる“ギフト”を受け取り慣れています。だからこそ、いかに差別化できるかが重要です。

その点、今回のユーザー会で、カタログギフトが当たった方々のリアクションを見ていても、単なる“モノ”を超えた反響が確かにあったと思います。そうした体験も含めて、今度はエンタープライズ企業の役員の方々にも届けていきたい。その実現に向けて、引き続きギフティさんにご支援いただけたら嬉しいですね。

概要

クライアント名 : ZVC JAPAN株式会社(Zoom) 様

・業種 : 情報・通信業(コミュニケーションプラットフォーム)

・ギフトの目的 : ユーザー会参加者との関係性を深め、Zoomブランドへの愛着やファンエンゲージメントを高めるコミュニティ活性化施策。イベント参加の体験価値を高めるとともに、イベント後も日常の中でZoomを想起してもらうことを目的としています。

・制作物の内容 : Tシャツ、パーカー、トートバッグなどのZoomオリジナルアパレル・グッズと、Swag申込用のカード型二次元コード。イベント会場でかさばるグッズを持ち帰る必要がなく、参加者が後から自分に合ったアイテムを選べる仕様にしました。

プロフィール

ZVC JAPAN株式会社

石原萌さん(マーケティング本部 Integrated Marketing Manager) : 2020年入社。中堅・中小企業およびスタートアップ企業向けのキャンペーン施策・コミュニティマーケティングを担当。

砂野憲司さん(マーケティング本部 Integrated Marketing Manager) : 2024年入社。エンタープライズ企業を対象に、各種マーケティング施策および役員層向けのエンゲージメント施策を担当。

株式会社ギフティ

池田亜矢子さん(STUDIO GIFTEEチーム) : クライアントが伝えたいコンセプトやストーリーを紐解き、企業のオリジナルギフトに落とし込む「Swag」をはじめとしたギフトの企画事業を担当。

・施策実施時期 : 2025年5月〜

※掲載されている情報は2025年11月時点のものです

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